私の泣いた体験談

チラシ配りの仕事をしています。
その日は4歳になって2ヶ月の息子を保育所を休ませ、一緒に仕事に行きました。確か台風が近づいていたので、休ませたのだと思います。
あるマンションのポストにチラシを入れて終わり、いざ息子の名前を呼んでみると、応答がなく、自転車置き場や周辺を探してみると、息子の姿が消えていたのです。
自転車置き場でしゃがんで何かをしていたので、大人しいうちに早くチラシをポストに入れてしまおうと考えたのが悪かったようでした。
名前を呼んで捜索範囲を広げても見つからず、しかも坂道で道路も狭いので、人通りも多い方ではなく、声をかけても心当たりなく、30分が過ぎました。
警察に連絡を入れ、主人の仕事先にも電話をかけ、警官3人と私と主人の計5人で捜索が開始されました。私はパトカーにのり、1人の警官と一緒に探すことにしました。パトカー2台に主人の車の合わせて3台。途中知り合いを見つけ、息子のことを説明して見つけたら連絡を、ということで、さらに20、30分が過ぎました。
私の携帯に警察署から電話が入り、パチンコ店で男の子を保護しているとのことでした。
坂道を降りて500、600メートル以上はあります。1キロメートルはないにしても。その距離を一人で坂道を30分以上かけて歩いたそうです。(子供の話によるとです)
急いでパチンコ店に行くと、女性店員さんと一緒にいる息子の姿を捉えました。ドーナッツとジュースを頂いていて、ケロリとしていました。全く動揺していなかった様子でした。
私はというと、号泣とまではいきませんが、崩れ落ちてオイオイ泣きましたね。何事かと、野次馬ができましたが。子供の体を抱く力もなく、子供の目の前で子供の腕を掴んで見っとも無いくらい安堵して泣きましたね。
息子は泣いてませんでしたが。
今考えると、恥ずかしいです…。
ちなみに、
「どうしてパチンコ屋さんにいたの?」
と聞くと、
「あのね、外にね、チャラリンと仮面ライダーがあったのよ。でね、僕中に入りたかったのよ」
と、話してくれました。のぼりがパチンコ店の周りにあり、それを見ていたようです。
チャラリン…必殺仕事人のことなんですが、時代劇が好きな息子で、息子なりに私を探していたらしく、パチンコ店に私がいるのではないかと思い、入り口をウロウロしていたら、店員さんがドアを開けてくれたようで、そのまま中に侵入…そして保護者がいないと分かった時点で保護、そして通報、になったそうです。
チャラリンに感謝です…。
力が抜けて泣きまくるって、人生で最初で最後にしたいと思った一瞬でしたね。
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